75歳の免許更新時から必要となる、運転認知機能検査。
本書は、この検査のいちばん基本の部分、「検査ってどうやって受けるの」「いつから受けられるの? 」「検査によってどう変わるの? 」「いくらかかって、どこで受けるの? 」などの疑問にしっかりこたえる本です。これ1冊読めば、自分ひとりで更新までの流れのほとんどを把握できます。
そのほか、実際の検査にかかる費用や持ち物、受験・免許更新の手順なども、見やすいワイド版でわかりやすく解説します。
実際の試験に対応した4パターンの練習問題を収録していますので、本書で何度も解いてばっちり予習のうえ、当日の試験に臨みましょう。
あわせて、認知機能向上のための生活習慣のヒントとなるコラムも収録しています。
もくじ
認知機能検査とは?
検査の概要
免許更新の流れ
検査の受け方
検査結果について
免許更新以外で運転免許認知機能検査を受ける場合検査内容は3つ
検査前の確認事項
【徹底練習!! 認知機能検査 模擬検査】
第1回
第2回
第3回
第4回
回答と解説
臨時の運転免許認知機能検査の要件となる一定の違反行為18はこちら
運転免許の自主返納も検討してみましょう
車がなくても安心な生活を
《すぐできる!コラムシリーズ》
認知機能維持に効く生活とは
ビタミンD/料理/からだを動かす/お米よりおかずを重視!/葉酸
運転免許更新の高齢者講習とは
高齢者講習というのは免許証更新時の年齢が満70歳以上の方に限り免許を更新する際に必要な講習になります。
免許証の更新期間は誕生日の前後1ヶ月ですが、高齢者講習は誕生日の5ヶ月前から誕生日の1ヶ月後まで受講することができます。
ちなみに75歳以上の方は高齢者講習の前に認知機能検査が必須となっています。
70~74歳までの方は認知機能検査を行うことなく高齢者講習を2時間受けるだけなのですが、75歳以上の方は免許更新時に記憶力と判断力の認知機能検査を行い、“低くなっている““少し低くなっている““心配ない“の3つに分類されます。
認知機能が低くなっているもしくは少し低くなっていると結果が出た場合、臨時適性検査または医師の診断書の提出をしなくてはなりません。
そこで認知症だと診断されれば免許停止もしくは免許取り消しになり、認知症ではないと診断されれば3時間の高齢者講習を受けます。
心配ないという結果が出た場合は70~74歳の方と同じ2時間の高齢者講習を受けます。
高齢者講習が必要な年齢と料金
高齢者講習が必要となる年齢は免許証の更新期間が満了する日の年齢が70歳以上且つ免許の更新を行う方が対象となります。
各料金については以下になります。
・75歳以下の高齢者講習 5100円
・75歳以上の高齢者講習(3時間) 7950円
・75歳以上の高齢者講習(2時間) 5100円
・認知機能検査 750円
高齢者講習の料金は上記になりますが、これは“講習手数料のみ“の料金なので、免許を更新する際は更新料として別途で2500円かかります。
ちなみに更新期間満了日の約190日前に“講習のお知らせ“というはがきが自宅に届くので、高齢者講習を受講する際は希望する教習所等に必ず電話で予約を入れてください。
高齢者講習は予約制になっているので教習所の少ない地域は予約が取りにくくなっています。
そのため講習のお知らせというはがきが自宅に届き次第希望する教習所等に電話をして早めに予約をすることをオススメします。
高齢者講習の予約では一切料金は発生しないので、高齢者講習で必要なお金は講習手数料と免許の更新料のみです。
75歳以上が受ける講習予備検査の内容
75歳以上の方を対象にした講習予備検査では、3つの内容を行います。
①時間の検討識
この項目では検査時における年・月・日・曜日・時間を答えます。
②手がかり再生
この項目では記憶と数字です。
記憶の方では4枚のボードで計16種類のイラストが提示され、監査員の説明を受けながら記憶していきます。
それに対して「この中に鳥がいました。それはなんですか?」というような質問を何問か出されます。
数字の方ではたくさんの数字が書かれた表に指定された数字に車線を引いていきます。
③時計描画
この項目では白紙の回答用紙に時計の文字盤を描き、指定された時刻をになるように時計の針を描きます。
こうした講習予備検査を行い、検査終了後に採点が行われてその点数に応じて高齢者講習を受けられるのか、それとも免許取り消しなのか等が決まります。
検査・採点・結果までの通知は約30分程で終わるので、長時間待たされたり、拘束時間の長い検査ではありません。
運転免許高齢者講習の対策はどうすればいい?
運転免許高齢者講習の対策としては毎日の生活の中で生年月日や時計を意識したり、お金等の計算をして日常的に頭を使うことが1番の対策です。
それでも心配な方は“高齢者講習認知機能検査高得点対策“という本を何度も読むことです。
高齢者講習認知機能検査高得点対策という本は高齢者講習を受ける人達から非常に重宝されている本で、本屋さんはもちろんネット通販でも購入することができます。
最近では電子書籍でも読むことができます。
こうした本の内容としてはテキストや過去に出たことのある問題等が記載されています。
価格は1000円前後で販売されていることが多いので、「少しでも良い点を取りたい」「免許取り消しだけは避けたい」「まだ車の運転をしたい」「免許がないと仕事に行けない」という方は高齢者講習認知機能検査高得点という本の購入をオススメします。
ちなみに購入する際は古い年版ものではなく、新しい年版を購入するとより良い点数を取りやすくなりますよ。
運転免許の自主返納の特典事例
運転免許を自主返納すると“公共交通機関の割引“を受けられる特典が多く、タクシーやバスの運賃割引や商品券・美術館や飲食店の割引特典事例があります。
交通手段に困らないように公共交通機関の割引をしている自治体が多いようです。
また、東京都では“高齢者運転免許自主返納サポート協議会“というものがあり、加盟企業や団体が200以上もあり信用金庫の金利優遇やホテルでの割引特典があります。
大阪には“高齢者運転免許自主返納サポート企業“というものがあり、さまざまな特典を受けることができます。
例えば商店街やタクシー、美容室など幅広く対応しており、運転免許を自主返納しただけなのに毎日をかなりオトクに過ごすことができます。
福岡では自主返納支援の取り組みとして主にバスの回数券やタクシーの利用券を交付しています。
こうした特典事例は嬉しいですし、免許を返納してマイカーがなくなってしまっても毎日の生活に困ることなく生活を送ることができます。